満足度の高い住まいが自立を支える
自立シニアは健康で幸福
住まいの満足度と自立度は比例しており、住まいの満足度が高いほど自立度は高い。満足のいく住まいが自立した暮らしを支えている。また、自立度は健康度、幸福度とも比例しており、自立シニアは低自立シニアと比べて健康度も幸福度も高い。自立シニアの半数の53.3%が「住まいの豊かさと幸せは関係している」と考えているとおり、満足のいく住まいが健康と幸福につながっている。
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自立、健康、幸福を支えるのが、良質な住まい
今回の調査で、さまざまな面から自立シニアと住まいの関係について考察した。心身ともに健康な自立シニアは、思い通りに生き生きとそれぞれの暮らしを楽しんでいるようだ。そしてその暮らしを支えるのが、安全で満足のいく住まいである。「住まいの工夫が長く自立した生活につながる」「住まいの豊かさと幸せは関係している」と考える自立シニアは、半数以上。自立シニアの7割が、シニア期の生活を豊かにするために50 歳以降住まいに対する取り組みを実施している事実も見逃せない。
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言い換えると、自立シニアが工夫してきた住まいが、彼らの暮らしの基盤を支えているといえないだろうか。100 年人生を、自立して幸福に過ごすために、暮らしを下支えしてくれる住まいの在り方については、今後も調査していきたい。次章以降では、実際に満足度の高い住まいと暮らしを実現している、100 年人生のロールモデルともいえる人々の「12 の住まい」について紹介する。
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⑤心地よい時間とは ← │ → ⑦Appendix