50歳以降、自宅をリフォーム /リノベーションした自立シニアは40.5%、
住み替えをしたのは19.2%
約70%の自立シニアは、シニア期の生活を豊かにするために50 歳以降に取り組みを行っている。実際に行った取り組みの内訳は、断捨離や収納の見直しといった「物の整理」45.9%、「リフォーム / リノベーション」40.5%、「家具の修繕・買い替え」19.7%、「住み替え」(19.2%)という結果となった。
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自立シニアは、暮らし続けられる生活環境と
自分らしい暮らしを念頭に住み替えている
50 歳以降に住み替えを行った自立シニアの住み替え理由は、「交通や買い物の利便性向上」「住宅性能の向上」「自分らしい暮らしややりたいことの実現」「公共施設や医療機関の充実」が上位となった。自立シニアは、生活の利便性や高い住宅性能だけでなく、自分らしい暮らしややりたいことの実現をも視野に入れて住み替えをしていることが明らかだ。年齢にともなう心身の変化に対応するだけでなく、これからの時間をアクティブに過ごそうとする積極的なマインドが垣間見える。また、自立シニアは家具のサイズや機能とともに、デザインを重視している。
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住まいの実現度
自立シニアは、住まいの細部にも心配りしている。照明やインテリア、景色などの五感に訴求する部分にこだわり、その実現度が高い。季節のしつらえやアートを取り入れるなど、感性を大切にしていることがわかる。
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自立シニアは暮らしの実現度が高い
ありたい暮らしの実現度※に関して質問すると、自立シニアはさまざまな項目で実現度が高いことがわかった。特に「自宅に人を招くこと」については75.1%が実現しており、低自立シニアの31.0%との間に大きな差がある。
※ありたい暮らしの実現度とは、各項目に対する重視度(「大切にしている」「気にはしている」「特に気にかけていない」の3択)を質問し、「大切にしている」「気にはしている」という回答者に対して、現状に満足しているかを聞いた結果。
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自立シニアは、他者との交流、食事、運動、睡眠、どの分野でも実現度が高い
自立シニアは、50 歳以降にシニア期の住まいを豊かにする取り組みを行っている人が多いため、生活のどの分野でも実現度が高いことが特徴である。
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③住まい・暮らしに対する考え ← │ → ⑤心地よい時間とは