【調査報告】③住まい・暮らしに対する考え/100年人生 自立をかなえる住まいと暮らし

自立シニアの住まいに対する考え

自立シニアの場合、50%以上が住まいに対してポジティブな考えを持っていることがわかる。

低自立シニアは、いずれの設問にも20%未満の回答となっており、住まいへの意識は低いといえる。

自立シニアの住まいと暮らしに対する望み

自立シニアは、好みや美意識・機能性を大事にしたいと考える人が約67%。また、住まいづくりに関して、費用よりも質感や素材にこだわり、費用対効果よりも自分が納得する住まいづくりを望む傾向にあるといえる。一方で、丁寧に手を掛けた暮らしも、効率性や手間がかからないことも重視している。

自立シニアは住まいへの関心が高い

特に寒暖差や断熱性、くつろぎの場への意識が高い

住まいで大切だと思う点のトップ10 を、自立シニアと低自立シニアとで比較してみると、その関心度の高さがちょうど二重円を描くように違いがあることがわかる。

特に自立シニアの場合は、室内の寒暖差や断熱性、くつろげる場所への意識が約57~60%と高い。

 

自立シニアも低自立シニアも、物を片づけたい思いは共通

低自立シニアは「徹底的に断捨離したい」が15.8%、「特に考えていない」が14.9% とやや高く、荷物が多かったりまだ物の整理に意識がまわっていないのではないかと推測される。

 

 

自立シニアは、約72%が住まいに満足している

現在の住まいの満足度について、10(とても満足)~0(とても不満)の11 段階で尋ねた結果を「満足」「普通」「不満」で分類。自立シニアは「満足」が71.5%と7 割を超える結果となり、住まいへの満足度が高いことがわかった。一方で、低自立シニアでは「満足」は36.2% にとどまった。

 


 

②自立シニアと低自立シニアの比較 ← │ → ④住まい・暮らしの現状

 


本事業は、公益財団法人日本財団の2024年度助成プログラムを受けて実施しました。
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