2024年1月18日(木)は、国際文化会館にてケアリングデザイン創立10周年記念シンポジウム&交流会「Think 超高齢社会のくらしとデザイン」を開催いたしました。
リアルに会場へ足をお運びいただいた皆様、オンラインでシンポジウムを視聴いただいた皆様、ご参加ありがとうございました。
当日の様子を簡単にご紹介します。
第一部 建築家 中村 好文氏によるセミナー「すみつづける住まい」
建築家の中村好文氏は、元旦の能登地震を鑑みて、「すみつづける住まい」をテーマに、電気や水道などの公共インフラに頼らない「エネルギー自給自足型住宅」のお話をしてくださいました。
実際にご自身の小屋で実験してきたエネルギー自給自足型の小屋についてのお話も交え、非常に関心の高いテーマでした。
第一部 トークショー 有元 葉子氏、中村 好文氏、小野 由記子(ファシリテーター)
次のトークショーでは、小野由記子がファシリテーターとして参加。中村好文氏と共に、料理家 有元葉子氏のイタリアの住まいや台所についてのお話を伺いました。
有元氏は、イタリアで地震を経験。イタリアでの被災体験や避難所のデザインなど、お話は多岐にわたる内容となりました。
第二部 セミナー「シニア時代の豊かさとは:豊かさを支える環境とそのデザイン」石井 敏氏
第二部では、東北工業大学 建築学部 教授 石井 敏氏が登壇。
フィンランドと日本のケア環境やデザインへの意識の違いなどをお話いただきました。
石井氏には、ケアリングデザインエキスパート(CDE)の講師としてもご協力いただいています。
交流会
会場では、CDE講師の皆様、受講生・修了生、来賓のお客様らとの活発な交流があちらこちらで行われていました。
おかげさまで一般社団法人ケアリングデザインは、10周年を迎えることができました。
これからも、50代以降の大人世代の住まいを豊かにすること、医療、看護、福祉のケア空間をもっとここちよくすることを目標に、活動を続けていきたいと考えています。
どうぞよろしくお願い申し上げます。