ツバメが巣づくりを始めました。
阿蘇は、田んぼの水面に、山や森 、雲や夕焼けが映り、 鯉のぼりが勢いよく泳ぐ季節になりました 。
私の一番好きな季節です 。
こんな風景が楽しめるのも、横浜〜阿蘇の二拠点居住のいいところです。
今回は、米農家をやっている娘夫婦の後方支援のため、阿蘇にやってきました 。
空港からバスで40分ほどのところにある娘の家に直行 、夕食の支度をしました。
翌日から田植えが始まり、私はおさんどんに明け暮れる毎日を過ごしています。
東京ドーム 7個分に近い水田を、基本娘夫婦二人でやっている、昔ながらの「3ちゃん農業」(私たち、ジジとババも支援部隊の「ちゃん」に入っています)。
できるだけ農薬を使わず、水田に雑草が生えないように田んぼの水を動かして雑草を食べる仕事をするのは、合鴨 (愛)と鯉(恋)です。
娘は「恋愛農法」と言っています。
合鴨は、孵化してすぐに大阪から送られてきます。
今年も65羽の援軍が到着。まず砂糖水を飲ませて元気を取り戻させます。
弱ったひなが 2、3羽いたので、両手で温めてやりました。
もう少し稲が伸びて、合鴨のひなたちに食べられない背丈になる時期まで10日ほど、ビニールハウスの小屋で飼育します。
生まれも育ちも東京の私には、まったく想像もしなかった暮らしがここにはあります。
いずれこちらに移り住むことになる前の、助走期間があるのはありがたいことです。
ゆっくりと阿蘇での暮らしに慣れていければいいので、いまは2つの土地のよい点や違いをおもしろがっている最中です。