階段について考えるにあたり、階段そのものというより、階段によってつながっている上下階が、生活のどのような場になっているかを一度整理してみましょう。
階段が上がり下りしやすくなれば、いままであまり使われていなかった2階の部屋も有効に使うことができるようになるかもしれません。
階段まわりのスペースに余裕があるかにもよりますが、意外と階段はリフォームすることができる場所です。
一段増して上がりやすくする、生活動線に合った場所に付け替える、階段を新しくつくるなど、考えられる方法はあります。
まずは、理想の階段像を描いてみて、現実をどれだけ理想に近づけていけるかについて、建築のプロの智恵を利用することが何よりの近道でしょう。
【階段のリフォーム】
●地下と1階を結ぶ階段を新しくつくった例
鉄筋コンクリートの床に穴をあけ、構造補強をして階段をつくった。その際、浴室、トイレなども移設して、広さ、機能ともにより充実したプランになった。
●急な直線階段を曲がり階段にしたした例