50代で寝室をリフォームするきっかけは、家族数が減って部屋に余裕ができたことと関係があります。
子どもが巣立って子ども部屋が必要なくなったいまこそ、狭かった寝室をのびのびと使いたいとか、共用室兼寝室だった和室を洋室にしたという希望が多いことからもそう読み取れます。
また、ダブルベッドやシングルベッドから、セミダブルベッドに替えてゆっくり眠りたいというケースも少なくありませんし、いままでスペースの都合で取れなかった書斎やウォーキングインクローゼットなどを組み込んだ寝室を考える場合もあります。
いずれにせよ、寝室を夫婦同室にするのか別室にするのか、寝室に組み入れたい機能は何か、をはっきりさせることからリフォーム計画をスタートさせましょう。
布団で寝るということにこだわる方も多いもの。布団の上げ下ろしも健康法のひとつとして積極的に捉えることもよいと思います。ただし何年か後には、やはりベッドの生活の方が暮らしやすいと感じることは避けられません。50代のリフォームでは、将来自分が高齢になったときのことも念頭に置く必要があります。トイレとの距離や温度差の問題も考えておくことをおすすめします。
いままでスペースに余裕がなかったためバラバラに収納していた衣類や寝具類を、すっきりとまとめて収納したいという希望も多くあります。特にウォークインクローゼットへの憧れは強いようですが、密閉されていないため、埃はつきやすいものです。むしろ現在使っているタンス類をしまうスペースを考えた方がよいかもしれません。