リフォーム工事の見積もりは、的確な数量の算出が難しく、施工業者によっても価格差が出るものです。そこで、頼む側もある程度の知識を持つ必要があります。
特に小規模なリフォーム工事では、見積もりを作成せずに口頭で済ませたり、「○○工事一式」としか書かれていない場合が多く見受けられます。これでは、何かトラブルがあった場合、解決の糸口がつかめません。小規模であってもきちんと見積書と工事内容の書類を提出してもらいましょう。
リフォーム工事は予算の見当がつきにくく、その上、予想外に予算がかかる場合が少なくありません。そんなとき、見積もりが部屋別に分かれていると、どこをやめるか判断しやすいものです。
見積もりは、次のような点でも価格差がでます。
①解体・撤去の範囲、方法
②作業スペースの有無。養生(工事以外の部分の保護や、埃の拡散防止用の囲い)の範囲
③水廻り工事の場合、配管のつなぎ方
④住みながら施工する場合の施工期間、時間帯
⑤工事中に代替え設備が必要かどうか
⑥増築の場合、基礎、屋根や躯体の既存建物と、新しくつくる部分との取り合い部分の施工方式
⑦作業用車の駐車スペースの確保
⑧足場の要・不要
⑨集合住宅の場合、エレベーターが使えるかどうか
⑩荷物移動の人件費
<参考情報>
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