リフォーム工事の見積りは、新築工事と違って、解体をしてみないとわからないところもあり、正確な数字が出しにくいものです。だからこそ、見積書にある項目と数字を、契約した業者にひとつずつ説明してもらうことが大切です。
リフォームならではの見積に、「解体費」という項目があります。これは「一式」と記される場合が多いのですが、内容を確認しましょう。
仕分け解体は、工費はかかりますが、リサイクルできる材料を拾い出すことができるので、地球環境を守っていくためには必要と考えることもできます。
いずれにしても、「○○一式、○○円」という記載は要注意です。項目や単価をはっきり出してもらうことで、予算がない場合、仕上げ材や工法などを変更したり、部分的に取りやめたりするという選択もできます。
もうひとつ、リフォームならではの注意点は、提示された見積に、どこまで含まれているのかを確かめることです。リフォームでは、工事をしてみないとわからないところが多々出てきます。
特に、築年数が古い家の浴室、トイレ、キッチンなどの水廻りは、下地が腐っていたり、配管が傷んでいたりするなど、予想するのが難しいところです。工事をしてみないとわからない追加工事分が、見積りに含まれているのかどうかも確かめてください。
最初に問題点を把握して、多少の幅を持たせた見積りにするのか、すべて追加工事として処理する見積なのかも、業者に確認しましょう。
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