リフォームを考えるにあたっては何よりまず、現在どのような家に住んでいるのか、60代以降も住み続けたいのか。住み続けることができるのかを、冷静に考えてみることが大切です。
若くて元気なときは苦にならなかった坂か道や階段、離れた駅やバス停までの距離などが、年を重ねていくうちに少しずつ重荷になってきます。住宅地によく見られる、道路と敷地の高低差があるのも、高齢期を快適に暮らすには検討が必要です。
食料品や日用品が揃う店や医療機関は近くにあるか、災害時は逃げやすいか、車が我が家の近くまで入ってこられるか…、ということも、リフォームを決断するときの要素になります。
歳をとったらいま住んでいる土地を離れるという選択もあり得るでしょう。そうなると、リフォームの計画を住み替えに変更するという選択肢と、10年なり15年なり、あとしばらくは住み続けて、本格的な高齢期に入ってからケア付きホームなどに移り住むという選択肢が出てきます。
将来的に住み替えるつもりなら、リフォームにあまりお金を使うのは得策ではありません。その場合、大がかりなリフォームは控えて、壁紙を貼り替えたり、季節ごとにカーテンを付け替えたりするなど、生活のリフレッシュを主眼とした低予算でのリフォームがいいでしょう。
将来設計によって、予算のかけ方を加減しながら、現状を変えられるのもリフォームの強みです。
住まいの周辺環境を、以下のチェックリストで確認してみてください。
周辺環境チェックリスト
交通のアクセス
□便利 □不便
最寄り( )駅から □徒歩 □バス( )分
□平坦な道 □坂道あり敷 地
前面道路の幅 ( )m
道路との高低差 ( )m
接道の長さ ( )m
増築の可能性 □可能 □不可能
法令上の制限 具体的に( )
日照 □よい □悪い
風通し □よい □悪い生活環境
日常の買い物 □便利 □不便
病院・医院 □近い □遠い
区役所、市役所、町村役場 □近い □遠い
図書館 □近い □遠い
その他文化施設 □近い □遠い
( ) □近い □遠い
( ) □近い □遠い
公園 □近い □遠い
騒音 □静か □うるさい