50代でのリフォームこそ、自分のための家づくりができる、またとない機会です。
まずは新築並みに、何でもできると思って計画してください。若いときに購入したあなたの家は、資金不足で諦めたところが多かったり、意に沿わない間取りだったりしませんか。実際にシミ続けてきて不具合がわかってきたからこそ、リフォームにあたり、さまざまなアイデアを出していくことができるはずです。
リフォームの場合、既存部分を傷つけないよう取り壊しに時間と手間をかける分、新築ではかからない費用が発生します。また、老朽化が予想以上に進んでいて、はじめに見積もった以上の費用がかかることもあります。
しかし多くの場合、構造部分の費用がかからない分、工事総額は新築より安く済みます。また、工事が短く済むというのもリフォームのメリットですし、住みながらのリフォームもできないわけではありません。
建築基準法などの改変により、大都市圏では建て替えの許可が下りないケースは珍しくありませんが、リフォームなら法律に触れない範囲で希望通りの住まいに近づけることができます。
また、建て直しする場合、同じ面積の家が建てられないケースもありますが、リフォームは、以前と同じ面積を維持することができます。
そして何より、いま住んでいる家のいいところはそのまま残して、問題のあるところのみ改造して住み心地をよくすることができる。これが最大のメリットといえるでしょう。