2018北欧視察で、フィンランド・ヘルシンキにある建築家アルヴァ・アアルトの自邸 THE AALTO HOUSEを訪れました。現在、日本では展覧会が開催中ですね。
THE AALTO HOUSEは、アアルトが最初の妻アイノ・アアルトと共に1936年に設計したもの。以降40年に渡って暮らした自邸は、閑静な住宅地にある典型的なフィンランドの家です。
リビングには、ゼブラ柄のタンクチェア。ピアノの上には、世界でひとつしかないポール・ヘニングセンのランプ、妻アノイの写真が置かれています。リビングは、中庭に面していて明るい日差しが差し込みます。
シガレットテーブルは、アルテックのための試作品。
1階のスタジオのコーナースペースには白い机。二面の窓から緑が見えます。
リビングの書棚。
書棚の中に、『羽生光善能面集』の一冊がありました。
アトリエの壁のオブジェ。
小上がりになった小部屋はアルヴァの書斎。居心地のよさげなコーナースペースになっています。
ダイニングのチェアは、新婚旅行のベネチアで妻アイノが購入したもの。クラシックなデザインです。
「アアルトベース」はこういう使い方をしてもいいですね。
ダイニングとキッチンをつなぐ壁は料理をサーブできるようになっています。奥の引き出しは、どちらの部屋からも使えます。
インテリアのすべてにアアルト夫妻のセンスが息づいている家は、住み心地のよさに溢れていました。フィンランドへ行ったらぜひ訪れたい場所のひとつです。ここから徒歩10分ほどの場所に、アアルトのアトリエも公開されています。
フィンランド・ヘルシンキ
アルヴァ・アアルトの自邸 THE AALTO HOUSE
※ガイド付きツアー実施あり(要予約)
https://www.alvaraalto.fi/en/location/the-aalto-house/