体温は、午前中は低く、午後になると次第に上昇し、3時から5時を最高として、また次第に下降していきます。夜中は低く、朝の目覚め前あたりで最低になるというリズムを持っています。
高齢になると、体温リズムも変化し、早朝に体温が上がりはじめ、夜の早い時間に体温が下がりだします。そのため、生活リズムも早寝早起きになりやすいとされています。
また、高齢の人は一日の体温の変動幅が少なくなることから、睡眠が浅くなる傾向があります。 朝食で脳にエネルギーを与え、日中は散歩などで体を動かし、就寝の2〜3時間前までに入浴するなど、規則正しい生活習慣を心がけます。
温度・湿度の調整
高齢の人は、暑さ寒さに対する感覚が鈍くなるといわれています。まわりの温度がかなり変化してから、ようやく温冷感を自覚しはじめます。
しかし暑さや寒さを感じていなくても、実際の身体は暑かったり冷えていたりして、自覚なく、よくない健康状態に陥っていることがあります。快適な温度と湿度の環境づくりを心がける必要があります。
>ケアリングデザインが考える五感アプローチについてはこちらの冊子でご紹介しています。
Drawing: Hanako Yoshida
>五感の変化①
>五感の変化②:視覚
>五感の変化③:光
>五感の変化④:色
>五感の変化⑤:聴覚
>五感の変化⑥:嗅覚
>五感の変化⑦:味覚
>五感の変化⑧:触覚
>五感の変化⑨:体温