光のコントロール
光と色彩が人々のからだやこころに大きな影響を及ぼすことは、科学的にも証明されてきています。
高齢化に伴う能力や脳の判断力の低下は避けられませんが、それらの低下を補うよう、生活環境における照明のあり方を考えることが重要です。メラトニンは生体リズムを整えるホルモンで睡眠と鎮静をもたらす作用がありますが、高齢になると、分泌量がきわめて少なくなり、昼夜の差を感じづらくなります。
昼、太陽の光を浴び生体リズムを整えることで、夜間よく眠れるようになります。
脳が覚醒するような昼の光に近い照明はやめて、夜は必要な光以外は浴びないように、できるだけ照度を落とすことが必要です。
光の色も、夕方の光に近い黄色味を帯びたものが適しています。
>ケアリングデザインが考える五感アプローチについてはこちらの冊子でご紹介しています。
Drawing: Hanako Yoshida
>五感の変化①
>五感の変化②:視覚
>五感の変化③:光
>五感の変化④:色
>五感の変化⑤:聴覚
>五感の変化⑥:嗅覚
>五感の変化⑦:味覚
>五感の変化⑧:触覚
>五感の変化⑨:体温