GOOD OVER 50’s
あしたのあなたを幸せにできるのは きょうのあなたしかいない
一般社団法人ケアリングデザインが「商空間・住空間NEXT 2018 」で行った招待展示をご紹介します。
商空間・住空間NEXT 2018
2018年3月6日(火)~9日(金)
東京国際展示場「東京ビッグサイト」西4ホール
公益社団法人インテリア産業協会プロデュース「For Next 次世代につなぐ、託す、伝える」ブース内
本展示では、ケアリングデザインは「五感アプローチ」をテーマに展示しました。大人の住まいの環境を求めようとする時、機能から考えるのはもちろんの事ですが、その場をいかに心地よくすることができるかを 感性の満足の視点からアプローチすることもとても大切だと私たちは考えます。
会場では 五感の一つ一つを象徴するプロダクトをギャラリー風にインスタレーションしました。
また、「ある二人の物語」の展示は、熱海で暮らす二人の日常を切り取った写真とポエティックな言葉によって、そこに流れる愛おしい時間、(それは誰でもが手に入れられるはず) に思いを馳せていただくものです。
会場中にアロマの香りと環境音が流れるなか、心地良い空間展示に多くの方が足を停められました。
「触」ユニオン社 BARFOOK「HANDBAR」
「HANDBAR」の手触りや形状・素材からは、自分の身体を支えるための安心感が得られます。
来場者のほとんどの方が触れてみたくなり、握り心地を確かめていかれました。展示台はサンゲツのオーガニックコットンのクロスが貼られ、温かく上質な手触りです。
「味覚」介護食器シリーズ「てまる」
「てまる」は、岩手の陶磁器職人・漆器職人が製作している介護食器シリーズ。手ろくろによるデザインの美しさだけでなく、すべての方が食べやすいように、内側のなだらかなカーブと縁にある小さな返しが、最後のひとさじまですくいやすくなっています。
そして、にぎりやすく口あたりのよい拭き漆の栃の「スプーン」。右利き用、左利き用があります。機能性に配慮された器が、自分の手で食べる喜びをさらに深めてくれます。
「聴覚」 ソニー「グラスサウンドスピーカー」
360度全方向に音が広がるワイヤレススピーカーが、透き通るような音色で部屋中を満たします。フィラメント型LEDは、ロウソクのようなあたたかな灯りで、聴覚のみならず視覚的にも心地良さを与えてくれます。LED電球スピーカー合わせ4箇所から発せられる自然音と音楽が合わさる事で生まれる精妙な音が会場を満たしました。
「視覚」サンゲツ「30 COLOR CODE」
わたしたちは加齢とともに色の識別がしにくくなり、明暗順応に時間がかかるようになります。微妙なグラデーションの30カラーを、あなたは何色見分けることができるでしょうか?
「嗅覚」アットアロマ プロフェッショナルディフューザー「アロマブランチ」
植物の枝がアロマオイルを吸い上げて、香りを穏やかに広げる「アロマブランチ」は、日本六古窯のひとつ常滑焼のベース「TOKONAME」に入れて。またブースには、プロフェッショナルディフューザー「オールインワン」を設置して、会場全体を上質なアロマで満たしました。
二人の物語
壁面には、Good Over 50’sのライフストーリーフォトを展示。マリーさんと小島さんの素敵なくらしのシーンを撮りおろしの写真とことばでご紹介しました。
SEMINAR
日時:2018年3月9日 12時~12時40分
会場:商空間・住空間NEXTセミナーステージ
テーマ「Think of it before it’s too late !手遅れになる前に考えるシニア世代の住まい」
講師:小野由記子 一般社団法人ケアリングデザイン 代表理事
セミナーには多数の方が参加され、「40分では、短すぎる」との声も聞かれるほど、好評のうちに終了いたしました。セミナー後、ケアリングデザインに興味を持たれて、ブースを訪れていただいた方も多数おられ、日ごろの活動を知っていただく 大変良い機会となりました。
本デザイン展企画 小野由記子
ビジュアルデザイン 野口正治
運営 吉田紗栄子 直町常容子 原井順子 依田千佳子
コピーライト 西川公子
撮影 樗木美紀
ドローイング 吉田花子
商品協賛 ソニー ユニオン アットアロマ てまる サンゲツ
Special thanks to Shuntaro Tanigawa, Shunichi Iwasaki, Ms.Marie & Mr.kojima, Hanako Yoshida