【CECCOTTI COLLEZIONI(チェコッティ・コレツィオーニ)】イタリアの職人技術の継承と保存
チェコッティ・コレツィオーニは、ミラノサローネでは、グリーンとレモンイエローで構成された独自の提案を行っていました。
優雅な曲線、繊細な手仕事の木工家具が特徴のチェコッティ・コレツィオーニ。
イタリアの木工家具の伝統技術の敬称と保存のために、40人ほどの熟練工がファミリースタイルの工房で働いています。工房は、ピサの斜塔からほど近い、トスカーナ郊外の町にあります。
工房の近くにあるフランコ・チェコッティの自宅にもお邪魔しました。14世紀の修道院をリノベーションした自宅は、エッジの立った最先端デザインではなく、どこか人の温かみのあるデザインです。
奥に竈のあるキッチン。そこに住む人の息づかいが聞こえてきそうな、温もりのある雰囲気です。
階段の踊り場スペースやキッチン。部屋のあちらこちらに、ほっと息をつける、どこか気持ちのいいcozy placeが設けられています。Good Over50’sの家づくりの参考にしたいですね。
世界最大規模のインテリア国際見本市であるミラノサローネ。最先端のデザインやプロダクトに触れることはもちろん重要ですが、少し本筋から逸れてミラノサローネを支える人々の暮らし方や住まい・考え方から、私たちが学べることも多いはずです。今後も折に触れて、Good Over50’sの住まいづくりのヒントになりそうな情報をご紹介していきたいと思います。
※ケアリングデザイン理事 小野由記子が、2017年6月にくらしのデザインサロンで行ったセミナー『ミラノサローネ2017番外編・デザインされ、手入れされた特別な居心地。』から、シリーズで一部内容をご紹介しています。
ミラノサローネ番外編 [1] パオラ・レンティのインテリア
ミラノサローネ番外編 [2] カッシーナ ウルキオラによる近未来の住空間
ミラノサローネ番外編 [3] 「イル・セレーノ」ウルキオラが手掛けたホテル
ミラノサローネ番外編 [4]チェコッティ・コレツィオーニ 職人技術の継承と保存