【ミラノサローネ2017番外編・デザインされ、手入れされた特別な居心地。】
今年のミラノサローネ本編は各メディアで数多く取り上げられていましたので、Good Over50’sの視点と共に、普段取材されていない番外編として、今、感性に響くシーンやカラー&マテリアル、そして人びとをご紹介します。今をときめく女性建築デザイナー、パトリシア・ウルキオラのデザインによるコモ湖畔のスモールラグジュアリーホテル。家具ブランド、チェコッティのオーナーであるフランコ家が住むトスカーナを見渡すリノベーティド・レジデンス。さまざまな事例をご紹介しながら、何故それらの場所が最高に心地よいのか、その理由を探ります。
【PAOLA LENTI(パオラ・レンティ)】ガーデンファニチャー・メーカーが提案するインテリア
CMF(COLOR:色 MATERIAL:素材 FINISING:加工)を牽引するPAOLA LENTI。
今回は市内の古い建物ではなく再開発エリアの倉庫を舞台に、ミラノ中の植物をここに集めたのではないかと噂されるほど、植物をふんだんに用いた展示でした。
透け感のあるテキスタイルのパーティションは、圧迫感もなく緩やかなゾーニングに役立っています。Good Over50’sの住まいに取り入れたい手法です。
さまざまな方向を向いて使えるアイランド型のソファもトレンド。ソファは、もはやリビングの主役としてのかしこまった家具ではなく、もっとカジュアルなものに進化しています。アイランド型なら多様な楽しみ方ができそうですね。
※ケアリングデザイン理事 小野由記子が、2017年6月にくらしのデザインサロンで行ったセミナー『ミラノサローネ2017番外編・デザインされ、手入れされた特別な居心地。』から、シリーズで一部内容をご紹介しています。
ミラノサローネ番外編 [1] パオラ・レンティのインテリア
ミラノサローネ番外編 [2] カッシーナ ウルキオラによる近未来の住空間
ミラノサローネ番外編 [3] 「イル・セレーノ」ウルキオラが手掛けたホテル
ミラノサローネ番外編 [4]チェコッティ・コレツィオーニ 職人技術の継承と保存