『バリアフリー 住まいをつくる物語』

いま住んでいる家を新築や増改築でバリアフリー対応住宅にしたい。
将来を見据えて、老後も暮らしやすい住まいにしたい。
しかし、どこから着手すればよいのかわからないことがたくさんあると思います。

今回は、家づくりにお悩みの方に向けて、ケアリングデザイン理事 吉田紗栄子が著者の一人である書籍『バリアフリー 住まいをつくる物語』をご紹介します。
本書は、具体的な「ケーススタディ」と「バリアフリー設計テクニック」の2部構成で、バリアフリー住宅づくりのすべてをわかりやすく説明しています。

バリアフリー住宅をつくった3人の施主と設計者がどのようなプロセスで住まいをつくったかという物語形式の「ケーススタディ」では、
1.新築で加齢対応住宅をつくる
2.増改築で車いす対応住宅をつくる
3.増改築で二世帯住宅をつくる
の3つのケースをご紹介しています。

見開き構成のページでは、施主(ブルーページ)/設計者(ホワイトページ)でそれぞれの考えや思いを対比して見せて、施主の思いやさまざまな条件に対して、設計者がどのように具体的な形にしていったか、設計者の「頭のなか」をみせようと試みています。
そもそも建て替えがいいのか?増改築がいいのか?というところから始まり、丁寧に設計者と施主とが対話していく様子を描き出している「ケーススタディ」は、施主としてやりたいことや気持ちの整理、疑問の解決などにつながるはずです。

OVER 50’Sが、これからのバリアフリーの住まいづくりを考える上でのヒントとしてもお役立てください。

『バリアフリー 住まいをつくる物語』
著 者:吉田紗栄子・大瀧雅寛・小島直子・中村陽子
編 集:高齢社会の住まいをつくる会
発 行:2015年
出版社:三輪書店
価 格:2,520円(税込)

NPO法人高齢社会の住まいをつくる会

※書籍に掲載している「現場で役立つ実務シート」のPDFファイルが、高齢社会の住まいをつくる会HPからダウンロードできます。
http://www.kourei-sumai.com/01npo/book.html

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